年金の市場運用で9兆6670億円の損失!



7月1日のニュースで、年金積立金管理運用独立行政法人が、厚生年金と国民年金の積立金の市場運用で9兆6670億円の損失を出したとあった。

私は、このあたりの構造をあまり知らなかったので、少し調べてみました。年金積立金管理運用独立行政法人による年金の運用は、2001年から開始され、景気変動の波を受けて損失と利益を繰り返してきたようです。2006年度末の時点で累積16兆1826億円の運用益を計上していましたが、その後の2年間でこれが吹っ飛び、2008年度末の時点では累積6755億円の運用益になったということのようです。

ちなみに市場運用の総額は、92兆5397億円だそうです。(国民一人当たり77万円くらいになるはず)

ま、この市場運用の是非、損失が悪いのかどうかは私は論評する材料を持っていませんが、えらくダイナミックに年金が運用されているんだなというそういう感想を持った次第です。

今後もこの手の国家規模の数字を追っていきたいと思います。





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