日本の二つの流れ


先日、本屋に行きました。

副島隆彦氏の「新たなる金融危機に向かう世界」という本を立ち読みしていました。
6月の鳩山・小沢辞任劇を「6・2反小沢クーデター」と名付け、裏にはアメリカがいると分析。アメリカに魂を売りわたした菅首相が消費税10%を言い出した、etc...

*かなり長時間かけて立ち読みしたのですが、その内容が凄すぎて、これは応援しないとまずいと思いましたので、一冊購入しました。




もうちょっと別の面白い本はないかなあと思って、あたりを見回すと、
その横に全く逆の事が書いた本が置いてありました。

辛坊治郎氏の共著「日本経済の真実~ある日、この国は破産します」という本です。
中身は読んでません。しかし、その帯にこうあります。
「小泉・竹中改革が日本沈没を食い止めていた」
「子供手当は子供たちの首をしめる」
「暴論、亡国論に騙されない、スラスラ読める経済入門書」

*もちろん、この本は買ってません。




かたや、小泉構造改革なんてとんでもない、
かたや、小泉改革が日本を食い止めていた。

明確に違うことを言っています。
これだと思いました。

私はここ数年、本を読んだり、情報を仕入れては、あれやこれやと考えてきました。
でも今ひとつ流れが読めなくて、右往左往してました。
どう評価して良いのか分からないことがあったり、自分自身の考えも揺れたりしてました。

少し、ぼんやりとですがと見えてきました。
そうなんです。今の日本にはこの二つの流れがあるのです。

一つは、「アメリカの代理人みたいな人や考え方」です。
もう一つは「それと敵対する人や考え方」です。

この二つの大きな流れがあって、その両者は闘っているのです。
常に闘っているのです。
そういう風に理解すると、様々なことが分かりやすいのです。

どうして、鳩山氏と小沢氏があれほど政治資金のことで叩かれたのか。
どうして、菅首相になったらいきなりマスコミは好意的になったのか。

いや、まだぼんやりとしか見えてきませんね。
しかし、今後も私はこの二つの流れを意識して、
日本で起こる出来事を見ていきたいと思います。

そんなのは陰謀論だよ、と言われる方は結構です。
貴重な助言として受け取り、謹んで棚上げさせていただきます。


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