前から気になっていたのですが、私のオフィスの最寄り駅でもある虎ノ門駅前でビルの解体工事が始まっています。
文科省の向かい側です。右の方に進むと虎ノ門ヒルズ、左のほうに進むと新橋です。
24階建、床面積4万7千平米。かなり大きなビルになります。
5つのビルを同時に解体し、真ん中の路地を潰しての再開発になります。
今、この地域ではオリンピックまでに完成させようという建設ラッシュが続いており、森ビルが推進している虎ノ門ヒルズの二期工事もすごい勢いで進んでいるところです。
新しいビルができて、街が近代化され、より産業が活発化するのは大賛成です。一つだけ頭が痛い問題があります。それは東京メトロ銀座線です。
個人的に、銀座線の赤坂見附駅から虎ノ門駅の間の混雑はもう限度を超えていると思ってます。通勤時間もひどいですが、日中や夜間もえらく混んでます。
郊外に向かう路線の混雑もすごいんだろうと思いますよ。埼京線とか、田園都市線とか、東西線とかも酷いと聞きます。ただですね。私も以前横浜から品川まで通勤していたことがありますが、郊外から都心に向かう路線の場合、独特の連帯感というか、皆んなで同じ方向に向かって頑張っていこうみたいな何かしら協力し合う姿勢があったように思うのです。
ところが、銀座線の場合、都心の中の移動だからなのか、混雑するのが数駅だけだからなのか、そういう連帯感が持てないのですよ。
しかも乗ってる人は、中年のサラリーマンとOLばかりで、まあいわゆる都会勤めの高給取り中心。学生などはほとんど乗ってません。どうにも雰囲気よくないのですよ。
まあ、それで何が言いたいかというと、どんどん新しいビルが建って、この地域で働く人が増えて、銀座線は大丈夫なのかということです。
虎ノ門駅は銀座線単独駅ですが、周りには霞ヶ関駅、内幸町駅、少し離れますが新橋駅もあります。また虎ノ門ヒルズ前には日比谷線の虎ノ門新駅も予定されてます。全体で輸送力を確保できる、混雑は全体で吸収できるという考えなのかもしれません。
それでも銀座線の利用者はもっと増えると思うのです。本当に大丈夫なのか?
かく言う銀座線は、実は今大規模リニューアル中で、渋谷駅はホームを作り直してますし、新橋駅も改造工事中です。車輌も一新されました。でも輸送力は増えなかったのです。車輌も長くならなかったし、サイズも大きくならなかったし、ドアも大きくならなかったし、イスをなくすようなことも行われなかった。
この東京メトロの無策が、今後日々を重ねると共に、大きな問題になるのではないかと思ってます。
※私個人的には銀座線が混みすぎて乗りたくないので、わざわざ遠回りして都営三田線に乗ってます。そんなレベルです。
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