登場以来、大ヒット商品となっているMacbook Air。携帯性、キーボードの打ちやすさ、バッテリーの持ちといったモバイルパソコンに必要な要素を全て兼ね備えており、世界中のカフェでこれを使っている人が続出しているのはご存知の通りでしょう。
しかし、最大の問題は、Windowsではないことです。いや、今やほとんどの用事はOS X(Mac OS)で済みます。でも、MS Officeの文書をフォーマットを崩さずに更新したいとか、会計ソフトを使いたいとか、Windowsでしかできない用事もあるものです。
Mac上でWindowsを動かすソフトウェアには2つの種類があります。
一つの種類は、OS X上で仮想環境を構築してWindowsを走らせるものです(VMware Fusionなどがこれに属します)。OS XとWindowsを同時に起動して画面を切り替えながら使用できるようになり、便利であることは間違いありません。しかし、欠点としてはどうしようもなく動作が重たいのです。ですから、Macbook Airの標準的な構成の店頭モデルでは性能が不十分です。AppleStoreで「Core i7」「メモリ8GB」くらいのハイスペック仕様を特注したとしても、それでもなんやかんやで動きの悪さにイライラすることが多いのです。
もう一つの種類は、OS Xの上に仮想環境を構築するのではなく、別途Windowsを起動できるようにするものです(Apple純正のBootCampというのがこれです)。これだと、OS XとWindowsは同時には使用できません。再起動しながら切り替えて使うことになります。これは一見不便なように思えますが、性能はとても良くなります。極端なハイスペックは必要ありません。「Core i5」「4GB」の店頭モデルでも問題なく使えます。
しかもBootCampは、無料なのです。Appleが無料でダウンロード提供しているのです。これは使わない手はないというものです。あと必要なのは「WindowsのインストールDVD」です。これは購入してください。AmazonでWindows7 ProのDSP版というのが2万円弱で売ってます(まがい物があったりするのでダマされないようにしてください)。
手順としては
1)Macbook AirのSSDの空きを最低40GB、できれば60GB程度用意する。
(空き領域をWindows専用領域に割り当ててWindowsをインストールします)
2)BootCampをダウンロードしてインストールする。
3)SSDを分割して、Windows専用領域を作る。
4)インストールDVDを使用してWindowsをインストールする
5)ドライバ類をインストールしてWindowsをセットアップしていく。
となります。
お試しあれ!
※制限としては、OS Xであっても、Windowsであっても、違う方のディスク領域を自由に使える訳ではなく、リードオンリー(読み出し専用)になってしまうことです。「OS X用領域」「Windows用領域」「データ専用領域」の3つに分けると便利なのですが、これは上級編なので、別に記事を分けました。
Appleによる情報
その他の詳しい情報
BootCampでOSX/Winの両方から使える「データ領域」パーティションの作り方(デジタル仕事術)
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