福岡がブロックチェーンで熱い!というのはホントでした




ブロックチェーンという言葉。最近よく聞くと思います。ビットコインを発明したサトシ・ナカモト氏が考案した「インターネット上で価値を担保する仕組み」とでも言えばいいのでしょうか。

ブロックチェーンは仮想通貨であるビットコインの価値を担保するために考案されたものですが、その仕組みがあまりにもよくできているため、仮想通貨以外にも幅広く活用できるのではないかということで世界中で注目を集めているのです。

しかし「仮想通貨以外にも幅広く活用できる」「契約書や証明書をブロックチェーンでやりとりできる」「通貨ではなく、時間をやり取りすることもできる」などなと、分かったような分からないようなことを言う人が沢山いまして、この分野は少し混乱しています。

私も仮想通貨に関してはある程度分かっているつもりですが、ブロックチェーンの仮想通貨以外での利用と言われると今ひとつピンと来なくて、なんだろうな〜?という状態でした。

そんな時、たまたま福岡でこのブロックチェーンに関する勉強会があるというので、飛行機に乗って参加してきました。

福岡ブロックチェーンエコノミー勉強会 (Vol.02)


主催しているのは近畿大学の山崎先生。近畿大学と言っても産業理工学部は、福岡にキャンパスがあるそうです(私は生まれたところが大阪の近畿大学の近くだったのでてっきり大阪かと勘違いしてました)。

山崎先生は、福岡をブロックチェーンの実証実験の本拠地にしたいと考えていて、この勉強会を開催しているんだそうです。他の講師の方も含めて、みなさん軽妙な語り口で、この混乱するビットコイン・ブロックチェーンの世界を少し整理してくれました。

特に山崎先生の言っていたことで興味深いなと思ったのは「ビットコインからあまり外れすぎないようにしたい」ということでした。確かに「ビットコインは怪しいけど、ブロックチェーンは素晴らしい」みたいなことを言う人も多いようなのですが、それはそれで違うと思うのです。ブロックチェーンはビットコインのために開発されたわけですし、そこにレスペクトはするべきだし、ビットコインの感動から全く離れたところでブロックチェーンを使おうと思っても実際には難しいんじゃないかと思いました。



最近ビットコインの世界で話題になっている「ソフトフォーク」「ハードフォーク」などの動向についても、ハウインターナショナルの安土さんがしっかり説明してくれました。

懇親会にも参加して皆さんといろいろお話しさせていただいたのですが、とにかく層が厚いのです。研究者の立場から、開発者の立場から、金融機関の立場から(この日のイベントは三井住友銀行さんがスポンサーしてました)、様々な人がこの福岡に集まっていて、ブロックチェーンで何かやってやろうという熱い空気を感じました。

私も何かできないかな〜と思案しながら、東京に帰ってきた次第です。

※なお、今回の会場の「Fukuoka growth next」というところは、とても魅力的なところでした。天神の近くの小学校を改造してベンチャー支援の拠点にしているようです。


廊下は小学校のまんまです。


コワーキングスペースもあります。


Awabarという印象スペースもあり、素晴らしいところでした。やっぱり福岡は熱い!










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