上海旅行記>上海の町をうろうろ


(6月29日)

朝起きる。ベッドの寝心地もよく、熟睡できた。

パソコンをいじくって日本にメールしたり、いつものホームページを巡回したり、ラジオ日本の放送を聞いたり、ほとんど日本と同じ環境が実現できる。インターネットには国境がないことを実感した。

ラジオ日本(NHK海外放送のこと。朝と夜のニュースがいつでも聞けて便利です。)
http://www.nhk.or.jp/rj/index_j.html

部屋にレターセットがそろえてあったので、試験的に郵便を日本に送ることにした。ホテルの紹介冊子にいろいろ書き込んだものを大阪の実家に。そのほか無意味なものを自宅に送った。

■郵便)航空便 2通28元(約400円)
※私が4日後に帰国したときにはすでに到着していました。かなり早いです。

そんなことをしていると、もう昼である。いそいそと上海の町歩きを開始する。

こんな感じである。町は車とバスとバイクと自転車と歩行者が混在している。信号がかなり整備されているが、まだ今年の5月に「道路交通安全法」が正式施行されたところとのことで、人々は信号よりも自分の感覚を信じて行動している。それに対して、黄色い帽子をかぶった交通指導員が町中に配置されていて、自動車、バイク、自転車、歩行者に対して交通ルールを守るように「ピーピー」笛を鳴らして指導している。例えば、上の写真でも自転車やバイクは停止線を越えて横断歩道の上まではみ出しているが、これではおかしいのである。なので、指導員がいる交差点ではこういうのを全部笛を吹いて指導していくのである。人々の行動原則を変えていくのは大変だなと思った。

和平飯店から南京東路を西に向いて歩いていると、「沙市屋台料理街」という露天商と軽食屋が並ぶ一角が目に入ったので、ここで腹ごしらえをする。

昨晩K君と会ったときに、ご一緒してくれた日本人女性の友人から、「中国人向けの朝食などの麺類は2~3元ですよ」と聞いていたので、がんばってチャレンジしようと店に入ってみる。お店のおねえさんに言葉が通じなくて苦労するが、他のお客さんの食べているものを失礼を承知で指さして、「あれと同じものをください」と言った。あとで、お店のおにいさんが「細麺か、太麺か」と聞いてきたが、これも分からずぽかんとしていると、実物を見せてくれたので、太麺の方を頼んで事なきを得た。

■朝食)肉うどん(?) 6元(約80円)
※肉に山椒が効いていて舌がしびれました。まあでも美味しかった。

他にも露天商が沢山出ているので、適当に見る。とても暑かったので、扇子を買う。

■おみやげ)扇子 2つ80元(約1100円)
※ずいぶんと価格交渉をしたんだけど、多分ぼられているんだろうなあと思う。まあでもおそろいのデザインで手に入ったし、お土産によかったと思う。

その後、中心街に向かって南京東路をさらに西に歩いていく。
・「味千ラーメン(味千拉麺)」という日本風のラーメン屋が中国人の間で人気である。これは本当に人気があるようで、他の店でも行列ができているのを見た。
・「ユニクロ」が店を出しているが、あまり流行ってはいなかった。中国人の金銭感覚からすると、あまり安くないということかもしれない。

昨晩は近代的な空港、ブロードバンドのついたホテル、度肝を抜く夜景と、驚かされっぱなしであったが、今日、この上海一の繁華街を歩いても、熱気はそれほど感じない。平日の昼間の繁華街のせいかもしれない。

なお、上海では物乞いはほとんど見かけないが、ゴミを拾っている人は沢山いる。特にペットボトルがお金になるようで、ものすごい勢いで回収している。

ずいぶん汗をかいたので、涼もうと思って百貨店に入る。一階は化粧品売り場で日本と同じような風景である。2階3階は女性服売り場。階を上がるにつれて、なんか様子がおかしくなってくる。暇そうな店員が増えてくるのである。極端なのは家電フロアで、何十人もの店員が突っ立っている。といって僕が近寄っても接客をするわけでもない。フロアによって、外国資本の部分と従来の公営の部分が分かれているのかもしれないと思った。なお、家電フロアに関して後ほどソニーの赴任者のSさんに聞いたところでは、メーカーの派遣員がかなり入っているために普通よりも社員が多いとか。まあそれにしても言える事は、まだまだ眠っている中国人が沢山いて、全員が商業主義に目覚めているわけではないということです。

■昼食)ケンタッキーフライドチキン 21元(約300円)
※学生や買い物の女性客で大繁盛でした。

大分疲れてきたので、地下鉄に乗り再開発地帯である「新天地」に行こうと思ったが、せっかく地下鉄に乗ったので、昨日K君に教えてもらったITモールのあるという「徐家匯(読み方分かりません)」という駅まで行くことにした。

■移動)地下鉄 3元(約50円)
※とっても近代的な地下鉄で、驚くばかりです。

こんな建物が2つくらいあり、その中に細切れの小さなパソコンショップが何百とある。 いろいろ見て回り、もし安いノートパソコンでよいのがあれば買って帰ろうかなと少し考えたのだが、実際には日本と大して相場は変わらなかった。ノートパソコンはたいてい10000元~15000元(約14万円~21万円)程度であり、正式なライセンスを受けたWindows XPが入っているようであった。

上海にはもう一つ新天地近くにITモールがあり、そこには後日行くことになる。

しゃれた喫茶店があったので入って、うとうとしながら1時間ほど過ごしました。

■飲食)アイスカプチーノ 25元(約350円)



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