上海旅行記>新天地は世界最先端といえると思う


(6月30日)

僕の最良の友達であるパソコンがホテルの部屋にどっしりと構えているので、昨晩はついつい夜更かししてしまった。なので、昼ごろまでゆっくり寝る。

また、昨日と同じく和平飯店から南京東路を西に向いて歩いていく。

■昼食)吉野家 セットで20元(約280円)
※日本では食べられない牛丼をいただく。ただし、生卵がなかったし、紅生姜も袋入りで少なかったので、いつもの日本の味にはできなかった。残念。また、お茶は別料金だった。中国ではお茶は有料が当たり前のようである。

南京東路から人民広場を超えて、つい先日オープンしたばかりであるソニーギャラリーがある淮海中路までさらに歩くことにする。

淮海中路は、上海では南京東路と対極をなす繁華街である。南京東路が新宿歌舞伎町みたいなちょっと古臭い通りであるのに対して、淮海中路は表参道のような街路樹のある垢抜けた通りである。高層ビルも多く、ソニーチャイナもこのあたりのビルに入居している。

淮海中路を西に向かって歩く。はっきり行ってソニーギャラリーの場所は正確には知らなかったが、そのうちぶつかるだろうと期待しながら歩いていく。「陜西南路」という地下鉄の駅の真上におしゃれなソニーギャラリーが存在した。

ソニーギャラリー(入場無料)

http://www.sonygallery.com.cn/shanghai/
※ごらんのようにAIBOが人気である。ただしAIBOは中国では販売していないらしい。

ギャラリー内部でばしばし写真を撮っていると、撮影禁止であると怒られた(ごめんなさい)。ただ、コンパニオンの女性たちはよく教育されており、フレンドリーな対応をしてくれる。みなさん少しは日本語も勉強しているようであり、その中の一人の人にまたまた「え、あなた日本人?」みたいな対応をされて困ったが、「僕はK君のお友達ですよ」というと、ああ、そうなんですかみたいな感じで喜んでくれた。なぜか顔写真を撮られて、「K君にメールしておきます」とのことでした。写真が届いたら僕に転送するようにね!>K君

ギャラリー2階にはモバイル機器の体験カウンターがあり、ここで僕は生まれて初めてスマートホンをいじくり、ついでに「bluetoothヘッドセット」も初体験することとなった。中国ではソニーエリクソンがP908というシンビアンOS搭載のスマートホンを販売しており、これはBluetooth機能も搭載しているのである。重さも軽くて、動きもきびきびしており、これをそのままバージョンアップしていけば、確かにPDAの代わりになるなと実感した。

ソニーエリクソン P908
http://www.sonyericsson.com/spg.jsp?(URL省略)

ソニーギャラリーのすぐ近くにスターバックスがあったので、中国で初めて入ることにした。

■飲食)スターバックス アイスカフェモカ Tall 25元(約350円)

上海のスターバックスには、CTCという通信会社の無線LANが整備されており、これは確かにホットスポットなのだが、上海でのブロードバンド契約をしている人しか使えないらしく、旅行者が気軽に使うというわけには行かない。また、店内には無線LANに関する掲示は一切なく、知っている人だけがつかってくれればいいですよという感じである。

またここで、本を読みながらゆっくり過ごすことにする。他のお客はしゃべりまくっている。上海の人は全体的にどこでもしゃべりまくっている。まるで関西人の様である。上海はやはり関西なのかもしれない。

ひとしきりスターバックスでゆっくりした後、もう少し西に進むが、急に物乞いやら何やらが現れて治安状態が悪くなってきたので、東に引き返して「香港広場」というビルのあるところまで歩く。かなり疲れていたので、適当な洋風のレストランに入る。

■夕食)サルサカフェ パスタセット 50元(約700円)
※がらがらで驚いたが、サービスが悪すぎた。 味は日本のファミレス並み。

ここで、有名なスポットである「新天地」に行っていなかったことを思い出す。実は新天地はこの香港広場のすぐ近くであり、いそいそと行ってみることにする。

な~~んだ。最初からここにくればよかったと思った。外人がうようよ。オープンテラスがざくざくという感じである。しゃれた音楽も流れているし、あ、これなら商業施設として世界最先端レベルだなと思った。

一番奥には8階建てのビルがあり、映画館やレストラン、お店などがあり、現在改装工事中であった。その中で、ビルの4階くらいに「Alexander City Club(亞力山大会館)」というのがあって、なんだろうと思って見ているとおねえさんがどうぞどうぞと招き入れる。ここは何ですかと英語で聞くとスポーツセンターだという。内部を見学させてもらったが、マシンなども大量にあり、本格的なアスレチック施設でした。年間9000元(約12万6000円)だそうです。赴任者にはお勧めですね。

その後、せっかくだからとオープンテラスで一服しようと思ってお店に入っていくと、店内に連れて行かれる。ライブ演奏をしているお店のバーカウンターに座らされた。ノンアルコールのカクテルをくれと筆談でお願いしたが、バーテンダーは聞く耳を持たず、アルコール入りのカクテルが出てきた。まあたまにはいいかと飲むことにする。

■飲食)カクテル+ペリエ 115元(約1610円)

適当に酔っ払って、音楽も楽しく聞こえてきたので、調子に乗ってディスコに行くことにした。上海には小室哲也プロデュースの「ROJAM」というディスコがあるのだ。日本では10年以上ディスコはご無沙汰していますが、学生時代にはちょこちょこ行っていたし、何しろ寮で本格的なダンスパーティーを主催したこともあるのだ!ということで、夜の遊びを満喫することにした。

■遊興)ディスコ「ROJAM」 ワンドリンク付 50元(約700円)
※日本の資本で香港に上場している会社のようです。

入り口に日本人のマネージャがいて、「あ、日本人ですか、ロッカーはこちらですよ」みたいに誘導してくれる。「仕事ですか?」「いや遊びですよ」なんて日本語で話すとここが上海であることを忘れそうになる。

ドリンクを注文して待っていると女の子が話しかけてくる。何か意味が分からないので、知らん顔をしてうろうろする。奥の席が空いているので座ろうとすると、そこはVIP席なんだそうで300元(約4200円)かかるといわれて退散する。階段状の斜面があいていたので、そこに座っているとさっきの女の子がまた近寄ってくる。「わたしワンドリンク60元ね。ドントウォーリー。」と何回も繰り返す。なんで入場料50元なのにお前のドリンクが60元なんだよと思うが、まあでも中国人にしては美人で、背も高いので、ちょっと興味を持ってお話しする。何歳だというと22歳だという。まあそんな感じでしょう。仕事は何だというと、ここのディスコで働いているという。よく考えれば売春婦なわけです。そのうち、「コーラワンドリンク30元ね。」と値段が下がってきたので、少しかわいそうになって60元あげた。そうすると、他の女の子が次にやってきて「わたしも」とかいうからだめと断る(ほとんどカモですね)。さっきのおねえちゃんがビールを片手にうれしそうに戻ってきて、「わたしホテルいっしょオッケー。ドントウォーリー。」とかいう。こりゃ、困ったなと思ってもうほったらかしにして踊ることにする。

踊りだすと純粋に楽しい。おねえちゃんはもう諦めたようでどこかに行ってしまった。踊っているのは中国人の若者である。未成年は入場できないとのことなので、20歳以上なんだろうが、なんとなく高校生っぽく見える。中国人の踊りはへたくそである。最先端ディスコかと思ってきたが、たこ踊りみたいな踊りが横行している。その中で、何割かかっこよく踊っている人もいる。できればかっこよい踊りが流行ってほしいものだと思った。



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